iPhoneケースのようなダーツケース
ダーツコーナーで思わず買ってしまったのがこのスマホケース。
のようにみえるダーツケースです。
持った感じ、iPhoneケースです。
パカっ
一気にWinmauの香りが広がります
カチっと外せるポイントホールダー
カチっとめっちゃ気持ちよく入ります
「ここにもう3本シャフト入れろ」って言われてるような気がする
ではこれを
カチっとフィット
個人的にはこの空いてるスペースにカチっとフライト1セット入れば良かったなぁと思います
使用中フライト入れるとモコリますがはいります
ズブっと僕のゴールドフィンガー一本入る収納あります
パケのまま入れたいのって僕だけですか?
スッポリは入りませんがなんとか入れれます
閉めます
モコリますがマグネットが止めてくれてます
もう一度パカっ
ここにもスペースあんの!?
穴があればやっぱりいれたくなります
ここはスムーズにパケ入ります
こんな感じになりました
あれ!シャープナーついてる!!
「おもうぞんぶんコスリなさい」と言われてるかのようにガッチガチにセットされてます
優しくジョリジョリ♪
投げる前のメンテナンス完了です
※毎回開ける度にこすってしまいそうなんで必要なときだけ擦ります
サイズはiPhoneとほぼ同じです
★感想
・iPhoneケースっぽさが良い
・皮っぽい素材が良い
・使用中フライト入れるとモコリ有りだが新フライトならモコリなくなりそう
・シャフトでカチっと固定がケースの中で揺れないので好き
・中間サイズのケースで最低限の予備部品が入る
★わがままな感想
・マグネット力を強くしたらモコリの心配を軽減できそう
・シャフトとシャープナーの間のスペースにフライトカチっを入れて欲しかった
・ゴールドフィンガー収納のとこ、深くて何を入れればいいのかわからない
また動画版もアップしますので乞うご期待!
ここからウェブで見れます↓
https://www.reddragondarts.com/winmau-i-pro-dart-case.html
帰宅中
現場からは以上です
初めてA180ダーツショップに行った時の話
僕はダーツショップに行くのが好きだ。
いろんなダーツショップに行ったことがあるがそのなかでも「A180ダーツショップ」は特別な場所だ。
場所はイングランドはセントヘレンズ。
2年以上前に初めてマンチェスターに行く仕事が入った。
「マンチェスターにはどんなダーツショップがあるのだろう」
と思いダーツショップの検索が始まる。
検索結果堂々の第1位が「A180 Darts Shop」だった。
僕は行くと決めるまで細かく調べる。
Googleの検索結果だと情報量が少ないため必ずオフィシャルページとフェイスブックページを確認する。
みてみると規模が大きいダーツショップということが一目瞭然だ。
検索中にある画像を発見する。
↓
「何このダーツボード壁!?しかもリサ・アシュトンこれ!?」
それはまるでBDOのステージを思わせるようなダーツルームの写真。
僕はこのダーツショップに行くことを決めた。
マンチェスタービクトリア駅からセントヘレンズ・ジャンクション駅まで電車。 そこからさらにバスに乗ればA180ダーツショップの目の前まで行ってくれる。
特に日本のダーツショップの多くは便利な最寄り駅あるイメージがあるが、ヨーロッパのダーツショップは人里離れたとこにある印象がある。
ぼくは電車でダーツショップに向かうことが好きだ。
マンチェスターからセントヘレンズ行きの電車の窓から見えるどこまでも続く緑
それはまさに「世界の車窓から」そのものだ。
どこまでも続く緑の牧場。
小さい点々がいっぱいある。羊だ。
「羊がいるなぁ」と思っていると牛や馬もちょくちょく出てくる。
どこまでも続く茶色い土のフィールド。
僕はその光景をみて「ポテトフィールド」と勝手に決めつけた。
まどを眺めながらそんな妄想していると「コーヒー、ティー、スナックはいかがですかー」とガタイのいい髭面の販売員が僕を横切る。
「キャナイハブコーフィーウィズミルクアンシュガープリーズ」
イギリスに行くとなぜか僕の英語はイギリスアクセントをマネしたがる。
僕が高校時代をカナダで過ごしていたときは「カナディアンイングリッシュ」
日本に帰ってきたときの英語は「ジャパニーズイングリッシュ」
そして香港に住んでからの僕の英語は「カントニーズジャパニーズイングリッシュ」になっている。
僕は東京にいると関西弁が使いずらい。
「すんまへん、山手線てどっちいけばよろしいでっか?」と東京の駅員に言うことを想像するだけで怖い。
僕は東京にいくとかなり関東弁になる。
「同じ言葉を話せば仲間に入れてくれる」と生きるための本能が僕の頭にはインプットされている。
香港に住み始めて僕の英語が広東語なまりの英語になるのも生きていくための本能だ。
「オーケーラー、モーマンタイラー、はうかむぁ」
↑
「大丈夫だよ、 問題無い、 どうしたの」
語尾に「ラー」や「ぁ」がつく広東語。 それに英語がミックスして上のような広東語になる。
僕はこの3つのフレーズをフル活用して香港人と仕事をしている。
僕は彼らが普段使う言葉を使うことによって彼らとの距離をぐっと縮めるのだ。
東京で「めっちゃ安いやん」というより「やしぃ」と言った方が気持ちが伝わると信じている。
そんな自分はイギリスにいけばイギリスっぽい英語をマネしたがる。
「ホリデイ」のときのジュード・ロウのときもあれば「ミッションインポッシブル」のベンジーなときもある。 好きなブリティッシュ英語をマネして喋るのは好きだ。
そうして電車の中で購入したコーヒー。
コーヒーを入れてくれたのはガタイの良い髭面のにーちゃんだった。
窓から流れる風景を眺めながら「こんなにポテトと羊を食えばこんなにデカなるんかぁ」と思いながら電車はセントヘレンズに到着した。
セントヘレンズジャンクション駅からさらにバスに乗らないといけないA180ダーツショップ。
改札を出てすぐのバス停から目的のバスに飛び乗る。
先程のってた速い電車と比べてこのバスはゆっくり進んでいく。
気がつけばバスの中はオレンジヘアーのハリポッターに出てきそうな茶色い制服の着てる中学生でいっぱいだ。
学校を終えて家に帰るのだろう、バスはどんどん緑の多い住宅街に入っていく。
アイフォンのグーグルマップはどんどんA180ダーツショップに近ずいていく。
「あともう少しで夢のダーツショップだ」とドキドキしはじめる。
不思議なことにバスの中の人々がみんなダーツプレーヤーにみえてくる。
それ僕が初めて巣鴨駅に着いたとき、視野に入ってくる人々みんながダーツプレーヤーに見えた感覚と同じだ。
仕事帰りのOLおばさん、酒とタバコで顔が赤黒く光ってるサラリーマンオヤジ、見たことないオシャレな男子。
「そのカバンの中にはどうぜダーツが入ってるんだろ」と思うように。
グーグルマップの現在地がA180ダーツショップにブチ当るところでバスを降りる。
すでにGoproでバスを降りる自分を撮影している。
そして写真と同じ青っぽいお店が見てた。
間違いなく「A180 Darts Shop」と書かれているが外から見る店は小さい。
「ピンポン押せ」と小さく書かれてるので押した。
モザイクのかかったドラの窓ガラスから誰かがドアを開けに来るのがみえる。
ここで初めてA180ダーツショップのオーナー、カール・ホールデンに出会う。
行く前に「今日は営業していますか? 動画の撮影をしてもいいですか?」 と確認をとっていたためすぐ僕をウェルカムしてくれた。
店内に入ったとたんびっちり壁にかかってるダーツグッズに囲まれる。
店内にBGMはかかってない。
「しーーん」がうるさく聞こえてくるほどの静けさ。
ユニコーン、ターゲット、ウィンマウそしてハローズの順に見たことない古いものから新しいものまでびっちり並んでいる。
気がつけば僕は両腕に抱えきれないほどのダーツやフライト、シャフトを持っていた。
これがUNIQLOなら店員さんが「どうぞお使いください」と買い物カゴを僕にくれているだろう。
気がつけばカールおじさんの店内ツアーが始まっていた。
カールと奥に奥にと進んでいく。
奥は迷路みたいになってていくつものプラクティスルームがある。
見たこともない光景に驚いた。
「ここが練習部屋ですか」
入るとそこは畳12畳くらいの部屋で奥と手前の壁にボードが一面づつかかっている。
壁にはぎっしりPDCでよく見るプロフェッショナルダーツプレーヤーの姿が。
彼らがここに来て撮った写真で壁は埋め尽くされている。
カール「マイケル・スミスも昔うちでスポンサーしてたんだ」
僕「ワオ...」
カール「チジーとバンティングもここが地元で有名になる前までここで梱包のアルバイトをしてたんだよ」
僕「ワオ...!」
「ワオ」が止まらない僕。
さらに奥に入ったところにある倉庫に案内してくれた。
そこには有名な選手達のサイン入りシャツが山盛りになっていた。
カール「貴重なサインシャツが山のように増える一方で僕もどうすればいいかわからないくらい増えてしまうんだ」
僕「ワオ...!!」
オーナー「コーヒーかティーでもいかが?」
僕「いえ、大丈夫です」
僕はこのダーツショップとカールの偉大さに遠慮してコーヒーを断ってしまった。
入店してから数時間、「ワオ」としか言葉に出ない僕。
僕は「なぜこんなに宝の山でいっぱいなんだ...」 とずっと驚きっぱなし。
さらに「見せたいものがある」といい別の部屋へ案内するカール。
2階の事務所に入るとそこにもサインシャツで階段の手すりが埋め尽くされている。
カール「これはブレンダン・ドーランが9ダーツを達成した時と同じモデルのシャツなんだ、そのときにもらったサイン付きでね、これあげるよ」
僕「これくれるんですか!?」
山にようにある宝をカールは分けてくれた。
僕「ありがとうござます!」
ドーランのサインシャツを片手に急な階段を降りてダーツグッズエリアに。
興奮が冷めないままぼくがそろそろお会計をしようとしたとき。
カール「君の隣に立ってる人は誰かわかるか?」
僕「え? 誰ですか?」
カール「チジーのお兄さんだよ」
ジェイ「俺がイケメンのチジーの兄のジェイだ、よろしく!」
僕「え!? チジーに兄貴いたの!?」
カール「そう、ジェイもダーツが上手くて地元のカウンティにも出てるんだ」
僕「そうなんですか!?」
先程から店内にいるのはわかっていた客らしきこの人がデイブ・チズネルの兄貴だったなんて。
開いた口がふさがらなかった。
ジェイ「これから俺がコーチしてるダーツアカデミーに遊びにこないか?」
僕「ダ、ダーツアカデミー!? コ、コーチ!?」
大量の情報に僕の頭はついていけなかった。
カール「ジェイがセントヘレンズダーツアカデミーでコーチをしていて僕はアカデミーのオーガナイズをしてるんだ。
今晩は週に一度のアカデミーの練習でユースキッズが集まる日なんだ。
興味があるならぜひ見学しにおいで。 上手なユースとダーツしても面白いんじゃない?」
僕「行きます!!!」
そして僕は大量に購入したダーツグッズを抱えてチジーの兄貴とカールと一緒にダーツアカデミーに行く。
それではご覧ください
「本場UKダーツ店すげぇ」
「セントヘレンズダーツアカデミー」
もう一度奥さんに「素敵」と言われたい
最近僕の体調はよくない。
原因はわかっている。
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(ほぼ毎晩飲む酒)
↓
身体がだるい
↓
運動しない
↓
家でダラダラダーツ投げる
↓
腹減る
↓
↓
家で何時間もYouTube見る
↓
家で晩御飯とビール
↓
もっとビール
↓
(ほぼ毎晩飲む酒)
なんとう負のカルマ
僕が牛なら高級和牛になっているだろう。
僕はこんな生活を10年以上は続けている。
健康管理がきちんとできる僕の奥さんと一緒に生活しだしてからはその生活が少し改善された。
だが夫婦生活には「隙」がいっぱいある。
奥さんも仕事をしているし、僕も海外でのホテル暮らしが多い。
奥さんと一緒にいるときは健康的な食生活ができるのに、1人になると思う存分好きなことをするのが僕。
ダーツする → 酒飲む → 肉、ラーメン、ハンバーガー 食べる → 運動しない
7年前の体重は70キロだった体重が今では80キロ近くなった。
「ゲンタくんみたい」
気付けば奥さんにそう言われている自分。
「ハハハ」と最初は返していたが最近笑えない状態になりつつある。
最近とれない身体のダルさと風邪をこじらせ体調は今までにない最低なコンディション。
「このままじゃイカン」
「明日は酒を飲まない」
「明日は運動する」
「明日はフルーツと野菜を食べる」
そう思って自分がイメージする健康そうな食べ物を食べ、運動をはじめるがそんな生活は2週間も続かない。
最近になって寝る前に上半身から頭にかけて「ほてり」があることに気付いた。
「風呂入ったしのぼせてるだけやろ」
と思っていたがその毎晩来る「夜のほてり」が毎晩続いた。
奥さんは下手すれば看護師くらいの健康知識を身につけている。 悪い言い方をすれば「健康オタク」で書籍も何冊も持っている。
僕「なぁ最近夜ほてるねんけどなんやろなぁ? 身体もダルいねん」
嫁「毎晩飲むビールが原因でしょ? 前も身体検査いって腎臓、肝臓の数値が通常じゃないことも知ってたでしょ? 高血圧症かもしれないよ? そんなんになるまで好き勝手した自分が悪い。 身体がかわいそうすぎる」
僕はぐうのねも出なかった。
少し前に夫婦で受けた身体検査で良くなかったとされていた肝臓と腎臓。
あれだけ奥さんに食生活をだだされていたと思っていたのに気がつけばいつものダーツビール肉無運動生活に。
肝臓の数値が高く「健康的な食生活を試みましょう、お酒は控えましょう」
そのように診断書には書かれていたのに。
青信号よりは黄色、まだ身体に異変も感じなかった二カ月前。
続く身体のダルさ、肝臓数値の異常、高血圧症の疑い、風邪、、、
32歳にして人生で最高に不健康な身体になってしまった。
「自分の健康管理もできない夫が一番最低や」
奥さんの言葉が胸に突き刺さった。
「もうこんな生活をやめにしたい」
奥さんに出会ったころのように
「素敵」ともう一度言ってもらいたい。
そして今、僕は仕事で日本に帰ってきている。
いつもならダーツ行ってビールをシコタマ飲んで締めに天下一品チャーシュー麺大盛りのフルコースのはずだったが...
「今日のオレは違う」
風邪気味でもどんなにしんどくても無理に行ってた大好きなダーツビール。
それを我慢して食べたのがこの鯖定食とデザートには旬な果物とヨーグルト。
外でのダーツビールは身体がよくなるまでお預けだ。
不思議なことにすこぶる健康になった気分だ。
いつもよりカロリー控えめな定食、旬の果物、ヨーグルトそして多めの水分補給で風邪気味+ダルサがかなり良くなった。
上二枚の写真を奥さんに送った。
奥さん「良かった!!!」
僕「😚」
僕は自分の身体の管理もできない最低な夫にならないためにこれから食生活を改善することを決めた。
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/eiyou/kouketsuatsu.html
↑
健康マニアの奥さんから「これを読め!」と送られてきた僕が参考にしている食改善法のウェブページです。
身体がヤバそうな方、あるいは奥さんに「素敵」とあの頃のように言ってもらいたいという方、是非みてください。
僕は奥さんに出会ったころのように
「素敵」と言われるように食生活を改善することを決めました。
大学時代に通ったダーツバーin京都
僕がダーツを始めたきっかけが京都に住んでいたころ、「タイグズ」という木屋町にあるアイリッシュパブでバイトしていたときというのはかなり前の動画で話したことがある。
↓
そしてすぐにソフトダーツも本格的に始めるようになる。
そこがCD’sだった。
2008年CD’sは当時(現在では分からないが)京都外国語大学のド真ん前にあった。
大学生時代、アイリッシュパブでバイトをしながらハードダーツを始めていた僕は、自分が通う大学のド真ん前にあるそのお店がずっと気になっていた。
場所は葛野大路四条、そのビルの一階には「八剣伝」という居酒屋が入っていて、二階にCD’sがあった。
CD’sは大きなガラス張りになっていて、遠い外からでも店内の賑わいがよく見えた。
少し照明が暗めの店内にカラフルなネオンで輝く何台ものソフトダーツボード。
ミラーボールも輝いていただろうか、店内はいつも人がいっぱい。
僕はガラス越しに楽しそうに人々がダーツをする光景をいつも遠くから眺めていた。
「一体あそこはどんな場所なんだろう」
自分のバイト先でハードダーツしかしたことがなかった僕は「いつか行ってみたい場所」と思うよになった。
ある夜、僕は大学仲間達と酔っ払った勢いで始めてCD’sに入る。
学生をしながらパブでバイトをしていた当時の自分は毎晩お酒を飲んでいた。
バイト先で飲む、大学周辺に1人暮らししてる友達のアパートで飲む、桂川で飲む。
大学時代の90パーセントが酒に飲まれていた生活だった。
今でも単位がたりず大学を卒業できない夢をみる(留年したこともないし卒業もできているのに)
僕を含め大学生はみな大学周辺で飲みまくっていた。
そんなある夜、僕はいつも気になってたCD’sにお酒の力を借りて大学仲間と行ったのだ。
初めて入店した時のことははっきり覚えてない。
覚えてることは朝まで飲んでダーツしていたということ。
CD’sの何軒か隣にチースという小さな系列店も誕生した。
チースにはバーカウンターとソフトが一面くらい、ハードも投げれる狭いお店だった。
チースのバーカウンターに勤務していたのは沖縄出身のBJ、現在ではわからないが当時彼はモンスターのプレーヤーで日本代表選手になったこともあるという選手で、同じ時期に京都にいたリュウセイBOBOとダブルスを組む仲でもあった。
今から10年前以上、僕は初めて「プロフェッショナルダーツプレーヤー」生でみる。
彼のユニフォームは真っ黒で現在のプロ選手達のように胸に大量のワッペンは着いてはいなかったが、真っ黒い背中に白い文字で” Monster Barrels Design Bajo “と書かれてた。
カッコいいを通りこして、「プロダーツ選手って雲の上の存在なんだ」と思わせる何かがあった。
そしてある夜はCD’s、ある夜はチースといったように頻繁に通うようになっていった。
当時の実家が大学のチャイムも聞こえるほどの距離にあって、CD’sも実家から歩いて5分のとこにあった。
どんなにバイトが遅く終わっても、街で飲み遊びが終わっても、最終的にたどり着く場所がCD’sだった。
CD’sはいつも楽しい場所だった。
常連客はもちろん、いつもその場を楽しくするオーナーが好きだった。
ドアを開けると「おおお! ゆーすけー! きたかー!」と毎度大きい声で歓迎してくれた。
一緒にダーツもしたし、テキーラダーツもそこで覚えた。
テキーラショットを何倍も飲んで叫びながら倒れるオーナー、かと思えば一元客に迷惑がないようにシラフに戻ったような顔で接客するオーナー。
「本当にこの人はお酒が強いんやなぁ」と思っていた。
ある夜、そんなオーナーは僕のバイト先に遊びに来てくれた。
「今度僕が働いてるアイリッシュパブに遊びに来てくださいよ!」
僕の言葉を覚えていてくれたオーナー、突然お店に顔を出したのである。
オーナー「何が美味しいのここ?」
僕「ここは一応アイリッシュパブ&レストランなんでアイリッシュフードも美味しいですよ!
特にバンガーズアンドマッシュ(アイルランド風巨大ソーセージとマッシュポテト)がおススメです!」
オーナー「おう! じゃあそれもらおう!」
アイリッシュパブでビールもフードも美味しいと有名だった僕のバイト先。
あんな場所でバイトが出来たことをいまでも誇りに思うしオーナーさんにすごく感謝している。
これを注文したら間違いないトップ3のフィッシュ&チップス、ビーガンピザそしてバンガーズ&マッシュ。
僕がオーナーに迷いなくおススメしたのが巨大ソーセージマッシュポテトだった。
「んまぁ..!! なにこのマッシュポテト..!? こんな美味しいマッシュポテト食ったことない..!!!」
誰も座ってないバーカウンターで1人マッシュポテトが美味すぎると叫び出すオーナー。
そうとう気にいってもらったんだろう、オーナーはマッシュポテトのおかわりまでした。
「ちょ、ホンマまた食いにくるはこのマッシュポテト! 」
と言い喉に残ったマッシュポテトを最後の一口のギネスで洗い流してささっとお会計を済ましたオーナー。
また別のバーへの顔出しに夜の京都の街へと消えていった。
次にCD’sにお邪魔したのはそれから数日後だった。
その夜は「なぜアイルランドのマッシュポテトはあんなに美味しいのか」をテーマに語りあった。
ずっと通ってるうちに僕はCD’sのチームに入り、京都中のソフトリーグに出させてもらうようになっていた。
木屋町にあるアイリッシュパブでバイトしていた僕であった当時の自分。
CD’s集合でソフトリーグの試合に向かうため車で移動。着いた先は僕のバイト先のパブ付近ではないか。
いつも通りすぎてた雑居ビルに入ってエレベーターで上に上がるとダーツバーがあった。
「こんなとこにもダーツバーあったんですか!」と行く先々で驚いてたのを覚えている。
夕方から会って朝までダーツをするというソフトダーツチームメート。
リーグで勝利した喜びを分かち合ったり、なぜ負けたのかを語ったり。
こんなにダーツの時間が濃厚なひとときはいまでになかった。
そんなCD’sのチームがKDO(Kyoto Darts Organization)のハードリーグに参戦しだしたのだ。
このときから一気に京都中のソフトダーツチームがハードリーグに参戦しだした。
週1のハードリーグでしかダーツをしない京都のハードダーツ先住民は毎晩ダーツをしているソフトダーツプレイヤーの腕の良さに頭を抱えてたのを覚えてる。
「またソフトチームがハードリーグにチーム登録かぁソフトやるやつ上手いからこれは痛いなぁ」
僕が務めていたアイリッシュパブ、そこのハードリーグのチームメートでもあった僕はそんな言葉をよく耳にするようになった。
あるハードリーグの夜。
アイリッシュパブのバイト先のハードダーツチームに所属していた僕の相手チームはCD’s。
新しくハードリーグに加入したCD’sと戦うことになったのだ。
いつも一緒にソフトを投げるチームメートが午後7時ごろ「おじゃましまーす」とオーナーを先頭にゾロゾロ店内に入ってくる。
戦いの場所は僕のバイト先。
気まずい空気が流れた。
店内は2面ハードボードがかかっている。
右のボードにはうちのバイト先チーム、左にCD’sのチームが別々に行列を作って練習しだす。
僕は迷った。
「どっちの行列に並んで投げるべきなのか」
相手チームとのピリピリする空気がハードボード2面を挟んで流れる。
みんな相手チームと話し出す気配が全くない。
沈黙の戦いがもうすでに始まっていたのだ。
とそのとき
「やっぱこのマッシュポテトが一番上手い!!!!」
振り返るとCD’sのオーナーがエクスタシーを感じるかのようにあの気に入ったマッシュポテトをギネスで流し込んでいるではないか。
「.....くすっ」
僕は大笑いした。
そうしてオーナーが喋り出すといつしかお互いのチームメートは仲良くコミュニケーションを取っている。
オーナーがみんなにまんべんなく話すことでどんどんその場が柔らかくなっていった。
先程僕が感じていた重いプレッシャーはどこかに消えていた。
気がつけばみんな楽しくハードリーグの試合を楽しんでいた。
(写真は別チーム)
あのオーナーがマッシュポテトを食べていなかったら僕はいまだにどちらの行列に入ればいいか決心できずにいただろう。
CD’sのオーナーの須一さん、10年以上前の話しになりますがあのとき救ってくれたのはあなたです。
ありがとうござました。
ジョン・ロウに会ったときの話
香港在住で航空会社に勤務している僕は、世界中を飛び回っている。
アジア、アメリカ、南アフリカ、中東、ヨーロッパ、、、行くとこは毎月様々。
そんなある月の僕のシフトにマンチェスターが入った。
ダーツといえばイギリス。
そこでまず僕が思ったこと...
「ジョン・ロウに会ってみたい」
僕はそんなバカな妄想をしていた。
「ジョン・ロウ」はどこに住んでるんやロウ」
と思った僕はようつべであるジョン・ロウのインタビュー動画を見つける。
そのインタビュー動画の内容はカイル・アンダーソンとジョン・ロウの2人が話している動画だった。
インタビュアーが「今日はジョンの地元、チェスターフィールドにあるヴィクトリアに来ています」
と言うてることに気付いた。
そしてチェスターフィールドをグーグルマップで検索してみると...
マンチェスターの隣街ではないか!
「いける!」と思った僕は行くことを決心する。
この時点では「ジョン・ロウはいるはずがないからそのパブだけでも動画にしよう」と思っていた。
現役を引退してるジョン・ロウ(73歳)だが、彼はまだまだダーツイベント、大会、エキシビションなどでヨーロッパを中心に世界中でダーツをしている。
「会えるはずがないけど彼のダーツパブに行ってみよう」
さぁパブに着きました。 まだ開店して間もない夕方。
そこはまぁなんとクラシックなダーツパブ...
何年前からあるんやロウと思わせる素朴な雰囲気が漂う。
ダーツボードはユニコーンのエクリプスが綺麗にかかってる。
全体がウッディで茶色く、店内には音楽なんかかかってない。
イギリスのおじさん達の大きな声の会話がBGMだ。
バーカウンターにオーナーらしき人を発見した。
その人は日本でいう宮崎駿のような、ちょっと頑固そうなおじさんという印象だ。
僕「すみません、ここはジョン・ロウがよく来るダーツパブですか?」
オーナー「そうだ、私はジョンの昔からの親友だ。彼の結婚式もオレがベストマンだったんだ。
ボビー・ジョージ、フィル・テイラー、キース・デラーもここのイベントでよく来るんだ。
エリック・ブリストウは本当に面白い男だった、彼も頻繁に来ていたんだ、奴は本当に身長が高かったなぁ」
酒でやけたドス低い声でそういい放ったオーナー。
話すと彼はジョン・ロウとかなり親密な仲なことがわかった。
僕「今晩ジョンはここに来ますか?」
「ここ最近来てないな、もう最後に来たのは数ヶ月前だ。」
僕「そうですか、だってジョンは忙しいでしょうし...彼とここで会えることは想定してないですが、“ジョン・ロウの地元のダーツパブ”ということで動画を撮ってもいいですか?」
オーナー「もちろん、撮影は自由にしてくれて結構だ。 オレがジョンに連絡してここに連れてきたいけど、ファン1人のためにジョンをここに呼び出すことなんでできない。ジョンのプライベートはこのオレでも邪魔できないんだ。 わかってくれよな」
平均年齢50-60歳のイギリス人常連客で賑わうパブで、頑固なイギリスの宮崎駿にそう言われた。
ビールの注文で忙しいバーカウンターから小さいアジア人の少年はポツンと弾き出された。
僕はキルケニーを飲みながらダーツを取り出し投げ始めた。
パブのメインルームのど真ん中にハードボードが一面かかっていて、スローラインの後ろにはビールをガバガバ飲む観客席でいっぱいだ。
僕がダーツを投げ始めると「ヘイ!ポールリム!」と大きい声で呼ばれた。
イギリスでもダーツに興味がある人はみんな知ってるポール・リム。
アジア人がイギリスでダーツを投げてると、ポール・リムにしか見えないのだろう。
僕はヨーロッパでダーツパブで投げてると必ずといってもいいくらいまずポールと呼ばれる。(特に僕の顔はポール寄りの顔だろう)
僕は「ポールリム!」と呼ばれると凄く嬉しい。なぜかというとそこから会話も生まれるし、いろんな人と話す機会が多くなるからだ。
僕は決まって「ポールリム!」と呼ばれたら「ポールリムイズマイファーザー」と返す。
ジョークはジョークで返すとすぐうちとけることができる。
「オレと勝負しろ!」とマイダーツを持った50代のおじさんに声をかけられ、いきなりゲームオン。
マイダーツをダーツパブに持ってきているおじさんはすごく珍しい。
先程から「ダーツパブ」と言ってるが、本当は「パブ」に「ダーツボード」が掛かってるだけで、日本のようなダーツバーではなく、本格的に試合にでていたり、何時間も投げる飲み客はほとんどいないと感じる。
そんな中マイダーツをもっていたおじさんとダーツを投げれる機会が僕は嬉しかったし気合いが入った。
そのおじさんは毎週リーグにでている程度で週に一回ダーツを投げるという。
501が始まった。
その日僕が持ってきたダーツはジョン・ロウ、ゴールド ピュアリスト21g。 ジョン・ロウのホームパブでこのジョン・ロウのゴールデンダーツを輝かせながらダーツをすることが目的だった。
連続してきまる100,140,100...
ジョンの聖地でゴールデンに輝くダーツが気持ちよくトリプルに吸い込まれていく。
「おい、あいつをみろ、いいダーツをしてるじゃないか」
先程までダーツボードに全く目をむけてなかったビールおじさん客達が一気に僕らの試合を観始める。
投げながら僕はみんなが僕らの試合を観出すことに気付かぬフリをしながらさらにゲームに集中しだす。
投げる前に指を「ぺろっ」としたり、3本目は一歩右から投げたり、ビールを飲みながらチラっと観客を見たり。
気がつけば自分はもうこのダーツパブの「キングオブダーツ」と言わんばかりの胸の張り具合で
投げているではないか。
インブルフィニッシュを決めると
「yeah!!!!!!」と湧く歓声。
180を決めれば後ろから「oooonnneehhuunndredeeeiightyyyyy!!!」とPDCのコーラーの真似をする叫び。
「あのポールリムモドキ、なかなか投げれるじゃねねか」と言わんばかりに次々と酒に寄ったブリテッシュオヤジ達がビール片手に「次はオレと勝負しろ!」とチャレンジしてくる。
ちょっとしたチャレマみたいになっていた。
店内は完全に「あのポール・リムモドキをだれか倒せ!」の流れになっていた。
たしなむ程度しかダーツをしない酔っ払いのおじさん達を相手に僕は勝ち続けた。
マッチが続くにつれ「ワンモアビア!!」 とあちらこちらで止まらないビールの注文。
ガハガハ笑いながらダーツとビールで店内はこれまでにない大盛り上がり。
「ビール飲むか!?ヘイマスター! コイツにビールを!」
僕のビールトークンは何枚も溜まっていった。
そしてビールを注文しに頑固そうな宮崎駿(オーナー)のもとへ。
オーナー「お前は最高に楽しいやつだ。 みんなお前とダーツをしてすごくいい時間を過ごしてる」
僕「ありがとうござます、おかげ様でビール飲みながらみんなとダーツができて最高に楽しいです」
オーナー「よし、ジョンに会わしてやる。 明日ここにきたら必ずジョン・ロウに会わしてやる。
俺からジョンにお前のことを話しておくから明日来るんだぞ」
僕は何かのオーディションに合格した気分だった。
そして僕はジョン・ロウに出会った。
意外なことに、ジョンと初めて会った僕は全く緊張してなかった。
昨日もここで同じおじさん達とずっと何時間もいたのもあって完全に僕のオーラがこのダーツパブと一体化していたのだ。
そんなダーツパブに何十年も前から通い続けてるジョン・ロウ。
店にいる全員がオレンジ色のような暖かいオーラに包まれていて、ジョン・ロウが特別輝いてるというよりはみんなと一体化していたのだ。
僕が違う惑星に住み始めてピッコロみたいな触角が頭から生え出すように、その惑星の人々にはその触角があって、気がつけばみんながファミリーだということに気付くように。
昔日本に行ったときのことを語りだすジョン。
本当に日本が好きなようで動画では収まりきらないほどの日本での思い出話しを語ってくれた。
昔ユニコーン の「メイン・イン・ブラックツアー」で日本に来たとき、日本ダーツ関係者の方々達の名前も出して「本当にいい人達ばかりだった」と語ったジョン。
かと思えば「パチンコが最高に楽しかった」という話など、滑らない話も止まらないジョン。
カメラを回し出すと「昔お前に貸した2千円はどこだ?」とクラシックなブリティッシュジョークを決めるジョン。
「レジェンドオブダーツ」なジョン・ロウなのに、このダーツパブでオーラが一体化した状態で同じ空間にいるとそのすごさを忘れてしまうほどナチュラルなジェントルマンだった。
僕はジョンと出会ったときのことを今でも昨日のことかのように思いだす。
それはまるでおとぎ話のような思い出だった。
それが僕のジョン・ロウに出会ったときのお話でした。
それではどうぞご覧ください
「ジョン・ロウとダーツした」